液晶タブレット(液タブ)は、デジタルイラストやマンガ制作に欠かせないアイテムです。しかし、液タブにはさまざまなサイズがあり、「どのサイズを選べばいいの?」と迷う人も多いはず。
液晶タブレット(液タブ)のサイズ選びはあなたの作業環境や用途によって異なるんですが、初心者から中級者まで幅広く使えるのは15~16インチのモデルです。
本記事では、液タブのサイズごとの特徴、用途別おすすめサイズ、価格帯ごとのおすすめモデルを詳しく解説します。
「持ち運びしやすい液タブが欲しい」「初心者向けのサイズを知りたい」「本格的に使うなら何インチがいい?」といった疑問を解決し、自分にぴったりの液タブを選べるようサポートします!
それでは、まず「適切な液タブのサイズ選びが重要な理由」から見ていきましょう。
適切な液タブのサイズ選びが重要な理由
作業効率に影響する
液晶タブレット(液タブ)のサイズは、作業効率に大きな影響を与えます。適切なサイズを選ぶことで、快適な描画環境を整えられるだけでなく、作業のスピードや精度も向上します。例えば、画面が小さすぎるとキャンバスの表示領域が狭くなり、頻繁に拡大・縮小を繰り返す必要が出てきます。その結果、作業の流れが途切れやすくなり、スムーズに作業を進められないことがあります。
逆に、画面が大きすぎると、ペンの移動距離が増えてしまい、長時間の作業で手や腕に負担がかかることもあります。特に21インチ以上の液タブでは、広範囲にわたってペンを動かす必要があり、手首だけでなく腕全体を使った描画が求められます。このような状況が続くと、疲労が蓄積し、長時間の作業が難しくなる可能性もあります。
また、液タブのサイズによって、UI(ユーザーインターフェース)の使いやすさも変わります。小さな液タブではツールパネルやメニューが圧迫され、画面が狭く感じることがあります。これに対し、大きな液タブでは画面上のボタンやアイコンが見やすくなり、直感的な操作がしやすくなります。そのため、自分の作業スタイルに適したサイズを選ぶことで、ストレスなく作業に集中できる環境を整えることができます。
小さいと描きにくいし大きすぎても扱いづらい
液タブのサイズ選びで重要なのは、単に「大きければ良い」「小さければ持ち運びに便利」と考えるのではなく、実際の使用環境や作業スタイルに適したサイズを見極めることです。
例えば、11~13インチの液タブは持ち運びに適しており、外出先やカフェなどでも手軽に使用できます。しかし、画面が小さいため、細かい作業には向かず、拡大・縮小を繰り返すことで作業の流れが途切れることがあります。また、解像度が低いモデルでは、キャンバスがぼやけて見えたり、描画の精度が低下する可能性もあります。
一方、21インチ以上の大型液タブは広い作業領域を提供し、細部の描写がしやすいというメリットがあります。しかし、その分デスクのスペースを大きく占有し、持ち運びには不向きです。また、大型液タブは重量もあるため、設置場所をしっかり確保しないと快適に作業できないことがあります。
最もバランスが取れているのは15~16インチのモデルで、自宅での使用にも適しており、デスクのスペースを圧迫せずに快適な作業環境を確保できます。初心者から中級者まで幅広く使えるサイズであり、趣味としてイラストを描く人にもおすすめです。
目的や環境に合ったサイズを選ぶことが大事
液タブを選ぶ際には、「どこで」「何を描くのか」を考慮することが重要です。用途によって最適なサイズは異なり、適切なサイズを選ぶことで作業のしやすさが大きく変わります。
例えば、外出先でスケッチや軽い作業をしたい場合は、持ち運びやすい11~13インチのコンパクトなモデルが適しています。軽量で場所を取らないため、ノートパソコンと一緒に持ち歩くことも容易です。
一方、自宅での使用を前提にする場合は、15~16インチの液タブが適しています。デスク上での作業スペースを確保しやすく、描画の快適さと持ち運びやすさのバランスが取れています。趣味や副業でイラストを描く方にとって、最も扱いやすいサイズです。
プロのイラストレーターやデザイナーのように、細かい作業を長時間行う場合は、21インチ以上の大型モデルが最適です。高解像度で広い作業領域を活かし、細部までしっかり描き込むことができます。ただし、設置スペースを確保する必要があるため、デスクの広さやレイアウトを事前に確認しておくことが重要です。
また、使用するソフトウェアや作業内容によっても適切なサイズが異なります。例えば、漫画制作では複数のパネルを同時に表示することが多いため、大きな画面の方が作業しやすいです。一方、シンプルなイラストやラフスケッチが中心なら、小型の液タブでも十分に対応できます。
このように、液タブのサイズ選びは単なる好みの問題ではなく、作業環境や目的に応じて適切なものを選ぶことが快適な制作環境につながります。
液タブの主なサイズと特徴
11~13インチ(コンパクト・持ち運び向け)
11~13インチの液タブは、持ち運びのしやすさが最大の特徴です。小型ノートパソコンとほぼ同じサイズ感でカバンに入れて持ち歩くことができるため、外出先やカフェ、自宅以外の場所でも作業をしたい方に適しています。
このサイズの液タブは、軽量でコンパクトなデザインが多く、USB-C接続でシンプルに使用できるモデルも増えています。また、価格帯も比較的リーズナブルで、初めて液タブを試したい初心者や、サブ機として使いたい方にもおすすめです。
ただし画面が小さい分、作業領域が狭くなり、大きなキャンバスを扱う場合は頻繁に拡大・縮小をする必要があります。特に、漫画制作や精密なイラストを描く場合、細かい作業がやりにくいと感じることがあるかもしれません。また、モデルによっては解像度がフルHD未満のものもあり、画面が粗く見えることがあります。
主な用途としては、ラフスケッチ、簡単なイラスト制作、メモ書き、外出先でのアイデアスケッチなどが挙げられます。大きなプロジェクトには向かないかもしれませんが、サブ機や携帯用としては非常に便利なサイズです。
15~16インチ(バランス型・自宅作業向け)
15~16インチの液タブは作業領域と扱いやすさのバランスが取れており、最も多くのユーザーに適したサイズです。自宅のデスクに常設して使うのにちょうど良い大きさで、イラストやマンガ制作、デザイン作業など幅広い用途に対応できます。
このサイズの液タブは画面が広く、細かい作業もスムーズに行えます。フルHD(1920×1080)以上の解像度を備えたモデルが主流であり、鮮明な表示で作業がしやすいのも特徴です。また、13インチ以下の液タブと比べてペンの移動距離が適度に確保されているため、手や腕に負担をかけずに快適に描くことができます。
価格帯は4~10万円程度のモデルが多く、初心者から中級者向けのラインナップが豊富です。また、接続方法もUSB-CやHDMIなど多様なオプションがあり、ノートパソコンやデスクトップPCと組み合わせて使用しやすい仕様になっています。
一方で持ち運ぶにはやや大きくバッグに入れるのが難しいため、基本的には固定して使用するのが前提となります。また、設置にはそれなりのデスクスペースが必要ですが、21インチ以上のモデルと比べると省スペースで済むため、家庭用として非常に使いやすいサイズです。
21インチ以上(本格派・プロ向け)
21インチ以上の液タブはプロ仕様の作業環境を求める人に最適なサイズです。大画面で作業領域が広いため、細部の描写や精密なペンタッチが求められるイラスト・マンガ制作、グラフィックデザイン、アニメーション制作などに向いています。
このサイズの液タブのメリットは、視認性の高さと快適な作業環境です。広い画面上にツールパネルやリファレンス画像を表示しながら作業ができるため、作業効率が飛躍的に向上します。また、高解像度(2K・4K)のモデルが増えており、より精密な作業が可能です。
ただし、デスク上の設置スペースを大きく取るため、作業環境を事前に整えておく必要があります。また、重量もあるため、持ち運びには適しておらず、基本的には固定して使用することが前提となります。価格帯も高く、10万円以上するモデルが多いため、予算を考慮して選ぶ必要があります。
プロフェッショナルな環境を整えたい人や、細かい作業を効率的に行いたい人にとっては、最適なサイズと言えるでしょう。
各サイズのメリット・デメリットまとめ
サイズ | メリット | デメリット |
---|---|---|
11~13インチ | ・軽量で持ち運びに便利 ・省スペースで設置可能 ・価格が比較的安い | ・作業領域が狭い ・細かい作業には不向き ・解像度が低いモデルもある |
15~16インチ | ・作業領域と携帯性のバランスが良い ・趣味からプロレベルまで対応可能 ・解像度が高めで視認性が良い | ・持ち運ぶにはやや大きい ・設置スペースが必要 ・価格が中程度 |
21インチ以上 | ・広い作業領域で快適な作業が可能 ・高解像度モデルが多く、プロ向け ・ツールパネルを開いたまま作業しやすい | ・デスクのスペースを大きく取る ・持ち運びが困難 ・価格が高め |
用途別!最適な液タブのサイズはこれ!
持ち運び用に最適!→ 11~13インチ
持ち運びを重視するなら11~13インチの液タブが最適です。このサイズの液タブは軽量でコンパクトなため、カバンに入れて気軽に持ち運べます。外出先やカフェ、出張先などで作業をしたい人におすすめです。
例えばデジタルノマドのように場所を選ばずに作業したい場合、11~13インチの液タブは理想的な選択肢です。軽量モデルなら1kg未満のものもあり、ノートパソコンと一緒に持ち歩くことができます。また、USB-C接続が可能なモデルも多く、スマートフォンやタブレットとも簡単に連携できます。
ただし、持ち運びしやすい反面、作業領域が狭いため、イラストを本格的に描くには少し不便に感じることがあります。特に、細かい作業を行う際には頻繁に拡大・縮小をしなければならず、作業効率が落ちる可能性があります。そのため、このサイズの液タブは、ラフスケッチや簡単なイラスト制作、メモ書きやアイデアスケッチなどに向いています。
おすすめの用途:
- 外出先でのラフスケッチ
- 旅行や出張時の作業
- カフェやコワーキングスペースでのイラスト制作
- サブ機として使用
初心者・趣味用に最適!→ 13~16インチ
これからデジタルイラストを始める初心者や、趣味として楽しみたい人には13~16インチの液タブが最適です。このサイズの液タブは、画面の広さと取り回しの良さがバランスよく、初めての方でも扱いやすいのが特徴です。
13~16インチの液タブは、ある程度の作業領域を確保しながらも、デスク上に設置しやすいサイズ感です。小型のモデルよりもキャンバスを広く使えるため、作業効率が上がります。また、初心者向けのモデルが豊富に揃っており価格も3万円前後から手に入るため、手軽にデジタルイラストを始めることができます。
このサイズの液タブは、持ち運びも可能ですが、頻繁に移動するには少し大きめに感じるかもしれません。基本的には自宅や固定の作業スペースで使うのが適しています。
おすすめの用途:
- デジタルイラストを始めたい初心者
- 趣味として気軽にお絵描きを楽しみたい人
- SNS投稿用のイラスト制作
- 簡単なデザイン作業
イラスト・マンガ制作ならコレ!→ 15~16インチ
本格的にイラストやマンガを制作したい方には、15~16インチの液タブがおすすめです。このサイズの液タブは、作業領域が広く、キャンバスを十分に活用できるため、細かい描写もしやすくなります。
15~16インチの液タブは、フルHD(1920×1080)以上の解像度を持つモデルが多く、細かい線も鮮明に描画できます。また、ツールパネルを開いたままでも作業スペースが確保できるため、ストレスなくイラスト制作が進められます。
このサイズの液タブは、プロ向けモデルにも近い仕様を備えているため、趣味だけでなく副業や仕事にも活用できます。ペンの筆圧感知機能や遅延の少なさ、色再現度なども高いため、より精密なイラスト制作が可能になります。
ただし、持ち運ぶにはやや大きく、基本的にはデスク上に固定して使うのが前提となります。そのため、十分な作業スペースを確保することが大切です。
おすすめの用途:
- 本格的なイラスト制作
- マンガのペン入れや着色作業
- 趣味と仕事を兼用したイラスト制作
- 副業やクリエイター活動
プロ向けはコレ!→ 21インチ以上
プロのイラストレーターやデザイナーにおすすめなのが、21インチ以上の液タブです。このサイズの液タブは、広い作業領域を確保できるため、細かい作業を快適に行えます。特に、デジタルアートを本業にしている方や、仕事で高精度のイラストを制作する方には必須のサイズと言えます。
21インチ以上の液タブは、高解像度(2K・4K)モデルが多く、色の再現性も非常に高いのが特徴です。アニメ制作や3Dモデリング、ゲームデザインなど、プロフェッショナルな用途にも対応できます。
また、大型の液タブはツールパネルを開いたままでも作業スペースが確保できるため、作業の効率が格段に上がります。さらに、ペンの追従性が向上しており、遅延なくスムーズに描けるため、細かいタッチのイラストでも違和感なく作業できます。
ただし、設置スペースを確保する必要があり、重量もあるため、基本的には固定して使用することが前提となります。また、価格帯も10万円以上と高価なモデルが多いため、予算をしっかり考慮する必要があります。
おすすめの用途:
- プロのイラストレーターやデザイナー
- アニメ制作やゲームデザイン
- 3Dモデリングや精密なデジタルアート
- 漫画制作のペン入れ・仕上げ作業
サイズ別おすすめ液タブ&人気モデル
小型(11~13インチ)
11~13インチの小型液タブは、持ち運びやすさを重視する人に最適なサイズです。コンパクトで軽量なため、ノートパソコンと一緒に持ち歩きながら作業することができます。特に、外出先やカフェ、コワーキングスペースなどで作業したい方にとって便利な選択肢です。
小型液タブのメリットとして、設置スペースを取らない点が挙げられます。デスクが狭い環境でも問題なく使え、限られたスペースでも快適に作業できます。また、価格も比較的手頃なものが多く、初心者向けのエントリーモデルとしても適しています。
一方で、作業領域が狭いため、大きなキャンバスを扱う場合には頻繁なズーム操作が必要になります。また、細かい描写が求められるイラストやマンガ制作にはやや不向きな面もあります。そのため、ラフスケッチや簡単なイラスト制作、手軽なメモ書きなどの用途に適しています。
おすすめの小型液タブ:
- Wacom One 12 – 12.6インチのコンパクトなエントリーモデル。初心者にも扱いやすく、持ち運びしやすい。

- XP-Pen Artist 12 セカンド – 11.6インチの小型液タブで、フルラミネーションディスプレイを採用し高い描画精度を実現。
- HUION Kamvas 13 – 13.3インチのモデルで、コストパフォーマンスに優れたエントリー向け液タブ。

🎨 中型(15~16インチ)
15~16インチの液タブは、作業領域と扱いやすさのバランスが取れており、初心者から中級者、さらにはプロのクリエイターまで幅広いユーザーに適したサイズです。自宅のデスクに設置するのにちょうど良い大きさで、イラストやマンガ制作、デザイン作業など、多用途に対応できます。
このサイズの液タブは、画面が広いため作業領域をしっかり確保でき、快適に描画できます。フルHD(1920×1080)以上の解像度を備えたモデルが多く、細かい線も鮮明に描くことが可能です。また、筆圧感知や傾き検知などの機能が充実しているモデルが多いため、描き心地の良さも魅力の一つです。
持ち運びも不可能ではありませんが、バッグに収めるにはやや大きいため、基本的には自宅やオフィスでの使用が前提となります。価格帯は5~10万円程度のモデルが主流で、初心者向けからプロ向けまで、さまざまな選択肢があります。
おすすめの中型液タブ:
- Wacom Cintiq 16 – 15.6インチのプロ仕様モデル。ワコム独自の筆圧感知技術で、滑らかな描画が可能。

- XP-Pen Artist Pro 16 – 15.6インチの高解像度ディスプレイを搭載し、色再現性が高く、精密な描写が可能。

- HUION Kamvas Pro 16 2.5K – 16インチの2.5K解像度を持つモデルで、鮮明な画質と広い作業領域を提供。

大型(21インチ以上)
21インチ以上の液タブは、プロのイラストレーターやデザイナー向けのモデルが多く、作業領域の広さが最大の魅力です。広いキャンバスを確保できるため、細かい描写や精密な作業が求められる制作活動に最適です。
このサイズの液タブのメリットは、ツールパネルを開いたままでも作業スペースが広く確保できる点です。大きな画面上で複数のウィンドウを開いて作業できるため、作業効率が飛躍的に向上します。また、高解像度(2K・4K)モデルが主流で、より細かい部分まで鮮明に描写できるため、プロフェッショナルな制作に適しています。
ただし、デスク上での設置スペースが必要となるため、事前に作業環境を整えることが重要です。また、重量があるため、持ち運びには適しておらず、基本的には固定して使用することが前提となります。価格も10万円以上のモデルが多いため、予算をしっかり考慮する必要があります。
おすすめの大型液タブ:
- XPPen Artist22セカンド – 21.5インチの大型なのにかなりコスパが高いモデル。高精度なペンと高解像度ディスプレイを備えてます。

- HUION Kamvas Pro 24 – 24インチのモデルで、広い作業領域と高い色精度を誇るコストパフォーマンスの高いプロ向け液タブ。

- HUION Kamvas Pro 27 – 27インチの超大画面で4K解像度、Adobe RGB 99%の色精度を備えたプロ向けモデル。

液タブスタンドは必要?アームとどっちが良い?
液晶タブレット(液タブ)を快適に使用するためには、スタンドやアームを活用して適切な角度や高さに調整することが重要です。特に長時間の作業では、姿勢が悪いと首や肩、手首への負担が大きくなり、疲労や痛みの原因になることもあります。
液タブを机の上に直接置いて作業すると、角度がつけられないため視線が下向きになり、猫背になりやすくなります。そのため適切なスタンドやアームを選び、正しい姿勢で作業することが大切です。
しかし、液タブの設置方法には「スタンド」と「モニターアーム」の2つの選択肢があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。本記事では、液タブスタンドとモニターアームの特徴を詳しく解説し、どちらが自分に合っているのかを見極めるポイントを紹介します。
📌 液タブスタンドのメリット・デメリット
液タブスタンドとはは数段階で角度調整ができるものが多く、作業環境を改善するのに役立ちます。主に安定性を重視する人に向いているアクセサリーです。
✅ メリット
- 設置が簡単:スタンドを広げて液タブを乗せるだけで使えるため、取り付けの手間がかかりません。
- 安定性が高い:デスクにしっかり置けるので、ぐらつくことなく作業できます。筆圧の強い人でも安心して使用できます。
- 持ち運びが可能:折りたたみ式のモデルもあり、外出先での作業時にも便利です。
- コストが比較的安い:モニターアームに比べて価格がリーズナブルなものが多いです。
❌ デメリット
- 角度調整の自由度が低い:多くのスタンドは角度調整が数段階しかできず、微調整がしにくい場合があります。
- 高さの調整ができない:基本的に高さを変えられないため、作業姿勢を大きく変えることはできません。
- デスクのスペースを取る:液タブをデスク上に直接置くため、作業スペースが狭くなることがあります。
アーム(モニターアーム)のメリット・デメリット
モニターアームは、デスクに取り付けて液タブを自由な角度や高さに調整できるアクセサリーです。作業環境をより柔軟にカスタマイズしたい人に適しています。
✅ メリット
- 自由な位置調整が可能:高さ、角度、距離を自由に調整できるため、自分の最適なポジションで作業できます。
- デスクのスペースを有効活用できる:液タブを浮かせる形で設置できるため、キーボードやマウスを広く使えます。
- 長時間作業に向いている:疲れたら液タブの位置を簡単に変更できるため、負担を軽減できます。
❌ デメリット
- 設置に手間がかかる:クランプでデスクに固定する必要があるため、取り付け作業が必要です。
- 価格が高め:スタンドに比べて高価なものが多く、しっかりしたアームは1万円以上することが一般的です。
- 安定性に注意が必要:安価なアームでは、液タブの重みに耐えられず、揺れたりズレたりすることがあります。
おすすめの液タブスタンド(安定感重視)
安定した作業環境を求める方には、以下の液タブスタンドがおすすめです。
- Wacom Adjustable Stand – Wacom製の公式スタンドで、Cintiqシリーズに最適。耐久性が高く、しっかりと角度調整が可能。
- HUION ST200 – 折りたたみ式で角度調整も可能なコストパフォーマンスの高いスタンド。軽量ながら安定感がある。

- XP-Pen AC18 – XP-Penの液タブに最適なアルミ製スタンド。シンプルなデザインで持ち運びにも便利。
おすすめのモニターアーム(自由度重視)
自由なポジション調整を求める方には、以下のモニターアームがおすすめです。
- エルゴトロン LX デスクマウントアーム – モニターアームの定番で、高い耐久性と滑らかな可動範囲を備えた人気モデル。

- Amazonベーシック モニターアーム – エルゴトロン製のOEMモデルで、コストを抑えつつ高品質な調整機能を提供。

- HUANUO モニターアーム – コスパに優れたガススプリング式のアームで、液タブの角度を自由に調整可能。

液タブの使い勝手を向上させるために、スタンドかアームのどちらを選ぶかは非常に重要です。安定性を重視するならスタンド、自由な配置や快適な作業環境を求めるならモニターアームが適しています。自分の作業スタイルに合ったアイテムを選び、快適な制作環境を整えましょう!
まとめ
液晶タブレット(液タブ)のサイズ選びは、作業環境や用途によって異なりますが、初心者から中級者まで幅広く使えるのは15~16インチのモデルです。作業領域の広さと携帯性のバランスが取れているため、多くの人にとって最適な選択肢となります。
この記事で紹介したサイズ別・用途別のおすすめ液タブを参考に、自分の作業スタイルに合った最適な液タブを見つけてくださいね♪
◆液タブを使わない時の収納アイディア&おすすめアイテム
◆安さ重視&パソコン不要で使える液タブ厳選!